IFRSの機会とリスク

IFRSへの変更は、多方面に影響を与えると同時に、ビジネスに対して多くの機会をもたらします。また、同時に、リスクをもたらすこともあります。現在の会計基準からIFRSへの変更プロジェクトで、次のような機会とリスクに企業が直面することが考えられます。

考えられるビジネスに対するリスク

  • IFRSへのコンバージョンにより、企業の決算数値や財務ポジションが変化し、決算財務報告プロセスに大きな変化を招く。
  • その変化を受け、ステークホルダーやマーケットの認識が影響を受ける。
  • 日本基準だけではなく、海外子会社等が所在する国の会計基準とIFRSとの差異の大きさにより、いろいろな反動が発生する。
  • IFRSへのコンバージョンは、既存の資源に対して新たな負担を強いることとなる。
  • IFRSの内容は常に変化しており、素早い対応が必要となる。
  • IAS39号「金融商品に関する国際会計基準」のよる金融商品の認識と測定が複雑であり、多くの企業に影響を与える。

もたらされるビジネスに対する機会

  • 異なる国や地域で多国籍に活動する企業にとっては、統一された会計基準で事業を行うことにより、企業内で共通の認識が生まれる。
  • IFRSは、経済取引をより忠実に反映する潜在力を持っている。
  • 統一された会計基準、財務報告様式により、資本市場での企業比較が容易になる。
  • IFRSにより、財務パフォーマンスをモニターするための、グローバルに統一された、高品質の基準が採用される。これにより、証券アナリスト、投資家等とのコミュニケーションが活発になる。
  • IFRSへのコンバージョンは、情報システム、業務プロセス、マネジメントレポート、業績評価方法などを見直すことができる。

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