IFRSプロジェクトチームの統合-構成
プロジェクトチームを編成し、効果的に機能させるためには、次の要素を考慮しなければなりません。
- プロジェクトチームの構成および編成
- 役割と責任の明確化
- チームマネジメント
これらのうち、今回は、プロジェクトチームの構成および編成について解説します。
IFRSプロジェクトチームは、企業の目標、ニーズ、資源の可用性、スケジュールなどを評価することで理解できた企業のユニークな状況を考慮して編成されなければなりません。それと同時に、税務、企業年金、デリバティブ、情報システムなど専門的サービスのニーズも考慮しなければなりません。さらに、内部監査、リスクマネジメント、人事、IR、法務、子会社などいろいろな部門からプロジェクトへの参画度合いも考慮しなければなりません。
次は、IFRSプロジェクトの体制で、典型的に必要となる機能の例です。
- IFRSステアリングコミティ
- プロジェクトマネジメントチーム
- IFRS技術レビューチーム
上記、プロジェクトマネジャー、マネジメントチームとIFRS技術レビューチームは、以下の機能と相互に関係を持ちます。
- 経理財務部門
- コミュニケーション、広報部門
- 子会社、ビジネスユニット
- 情報システム