IFRSプロジェクトの実行計画-ハイレベルWBS:フェーズ1~2

プロジェクトの実行計画を作成するには、プロジェクト全体を俯瞰し、プロジェクト目標を達成するために必要な論理的なステップを理解する必要があります。実行計画書作成の目的は、何を実施しなければならないか、そしてそれを誰が、いつ、どのようにして実行するかなどを明確化し文書化することです。

まず、スコープを決定するために、ハイレベルなWBSを作成する必要があります。ハイレベルWBSは、主要なマイルストーン、フェーズ、完了すべき作業などを表示し、理解し訳すしてくれます。ハイレベルWBSが決定すれば、次は、直近のフェーズの詳細なWBSを作成することです。

ハイレベルWBSは、次のように例示することができます。この例では、プロジェクトを5つのフェーズに分割しています。これは、あくまでも例であり、この通りでなければならないと言うことはありません。

フェーズ1: スコープ決定
フェーズ2: プロジェクト立ち上げ
フェーズ3: 分析
フェーズ4: 設計
フェーズ5: 実施

今回は、フェーズ1と2のWBSを例示します。

フェーズ1: スコープ決定

  • ステアリングコミティ
    • ステアリングコミティの設置
    • プロジェクトスコープの定義
    • 組織戦略との適合性評価
  • プロジェクトマネジメントチーム
    • プロジェクト組織の決定
    • ハイレベルWBSの作成
    • プロジェクトチーム体制の決定
    • 作業工数、コストの見積
    • 必要資源に対する要求事項決定
  • 決算財務報告
    • 主要な報告単位の定義
    • IFRSの財務経理に対する影響分析の準備
    • グループ統一勘定科目作成の準備
    • IFRS全般のトレーニング
  • 情報システム
    • IFRSの情報システムに対する影響の定義

フェーズ2: プロジェクト立ち上げ

  • ステアリングコミティ
    • IFRSコンバージョン戦略の定義と決定
  • プロジェクトマネジメントチーム
    • メンバー、チームの役割と責任の定義
    • 実行計画書の作成
    • プロジェクトチームメンバーの採用とトレーニング
    • プロジェクトコミュニケーション計画と報告プロセスの定義
  • 決算財務報告
    • 現行の会計方針の理解
    • IFRS決算財務諸表と必要な経営情報の定義
    • 連結プロセスの影響を評価
  • 子会社、ビジネスユニット
    • IFRSのビジネスに対する影響を評価
  • 情報システム
    • IFRSの情報システムに対する要求事項の定義

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