自分で納得できる計画を作ろう

最近のプロジェクトを見ますと、余りにもベンダー任せにするものが増えてきているように感じます。
SAP R/3の事前検討を終えて、実現性が低い計画書が提出されて困っていたN社にプロダクトベンダーとして訪問し、情報システム部長と面談したときの話です。C社は、事前検討をSIベンダーであるF社に依頼していました。


部長「アドオンが異常に増えすぎて、実現するにも予算的にも、スケジュール的にも、不可能な状態になってしまいました。」
私「事前検討は、どのように行なわれたのですか。」
部長「我々が要求仕様を出し、F社がそれをまとめただけです。」
私「F社からは、アドオンを作る以外に何も提案がなかったのですか。」
部長「何もなかった。」
私「それでは. . . こうなるのは当然ですね。」
この例でもおわかりのように、導入する企業が、主体的に動かなければ、とんでもない計画ができあがってしまいます。このような状況になった場合は、やはり、プロジェクトの目的に立ち返り、何が必要かを再考することが肝心です。
実際に、ERP初期の頃は、ユーザ企業もプロダクトを勉強し、ベンダーと一緒になって、いろいろなオプションを検討しながら作り上げたものです。
ですから、プロジェクト要員規模もそれほど多くなく、予算的にも納得できる範囲で導入できたものでした。それが今では. . .
その後、N社は、プロジェクト開始を6ヶ月延期し、その間に、導入目的を明確にし、アドオンを減らし、実行可能な計画を作り直しました。そして、無事に導入できました。
自分で納得できる計画を作って、初めてそれを実行できるのではないでしょうか。他人任せは、だめです。
IT化が成功したといえるのは、「当初設定された目的、目標が達成された」状態であると、定義することができます。そのためには、ベンダー任せの計画を作るのではなく、自分で納得できる計画を作成し、実行していくことが必要ではないでしょうか。
この自分で納得のできる計画を作っていくためには、フレームワークとしてPMBOKを使用するのが良いのではないでしょうか。PMPについては、後日、取り上げていくように考えています。
では、次回から、具体的に、自分で納得できる経営戦略を自分の手で立案していく方法を、ステップ毎に解説していきます。

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