XMLは標準的なデータ交換方法になる

今回から、RSSに引き続き、同様のテクノロジーであるXMLについて、ビジネス的にどのような利用価値があるかを見て行きたいと思います。
そのはじめとして、ほとんどの方がご存知かもしれませんが、XMLのおさらいから。
XMLは、ウェブをパワフルで、多機能で、さらに双方向のコミュニケーションを可能にするすべての要素を含んでいます。 つまり、XMLは将来のウェブそのものだということができます。
近い将来、XMLは、ウェブのデファクト・スタンダードになります。これによって、より効率的で、より効果的にウェブを検索することができるようになります。
XML(とウェブサービス)の影響度は、ウェブが登場した時の影響の大きさにはかないませんが、かなり大きいものになるでしょう。


では、XMLとは何でしょうか。
「私は技術者じゃない!知らないし、知りたくもない!」なんて言わないでくださいね。あなたは、知りたいと思ったことを何でも、どこでも、また何時でも知ることができるのです。
開発者以外の方は、プログラミングでXMLをどのように使うかというようなことを知る必要はありません。これが何で、どのように使われるかを知ればよいだけです。
あなたが経営者なら、XMLとは、eXtra Million doLlarsの略だと覚えておけばよいのです。
もしあなたが技術者なら、XMLとは、eXtensible Markup Languageの略だと覚えればよいのです。
現在、世界中で、数百以上の言語が存在しています。また、開発言語もたくさん存在しています。
世界中の人が誰でも理解できる言語は存在していません。エスペラント語のような標準言語を目指しているものもありますが、すべての人が理解できるわけではありません。
しかし、技術の世界では、XMLは、世界共通言語の役目を果たすものです。日本語は世界共通言語に翻訳され、そして、どの言語にでも翻訳することができます。
XMLは、このような働きをする「世界共通言語」です。
ウェブでは、HTMLが使われていることはご存知でしょう。まず、HTMLとXMLの違いを見てみましょう。
HTMLは、その内容に、データとプレゼンテーションを含みます。しかし、XMLはデータだけを扱います。XMLのプレゼンテーションとその書式を扱うのがXSLTです。
eXtensible Markup Language(XML)は、ウェブサイトでデータからそのプレゼンテーション方法を分離させたものであるということができます。分離できればそのデータは、いかようにでも使用することができます。従って、簡単に言ってしまえば
  HTML = XML(データ) + XSLT(プレゼンテーション)
という図式が成り立ちます。(あくまでも概念的に)
HTMLはページの書式や構造を表現します。そして、太字、イタリック、下線、色など、データをどのように見せるかを規定します。
HTMLの弱点は、文書そのものを認識したり、その内容が何かを特定したり、そして、その言葉が何を意味しているのかというようなことがまったくできないことです。
XMLは、情報に意味を持たせます。つまり、文書に意味を持たせ、他のアプリケーションが理解できるような形に変換します。
XMLは、文書が何であるか、そして、文書にどのようなデータが含まれているかというようなことを表現するものです。XMLは、それ自体で、その文書が何か理解できるものということができます。
つまり、XML文書は、「データベース」情報となります。
XMLは、階層化されたデータも表現できます。
XMLスキームを使って自動車を説明することもできます。例えば、自動車には1つ以上のドアがあり、その1つのドアは、いくつかのサブコンポーネントに分かれているというように。また、XMLはリレーショナルデータベースを表現することもできます。しかし、それには、関係するテーブルを移動可能な1つのものにアーカイブする必要がありますが。
XMLは、識別可能なユニバーサルフォーマットであるともいえます。XMLは、プラットフォームを越えて、どのようなフォーマットにでも変換することができます。しかも、変換しても、それが持つエレメントの意味は失われることがありません。
つまり、同じ情報をウェブブラウザーでも、PDAでも、また他のいかなるものでも扱うことができるということです。どのようなプラットフォームでも利用できるように、XMLの変換は自動的に行なわれます。
XML文書の見た目は、XSLスタイルシートと呼ばれるものを変更することで、どのようにでも変えることができます。
XSLT(eXtensible Stylesheet Language Transformation)は、ある規定されたルールに従い、XMLデータの書式を他の書式に変換するための言語です。また、同じ内容を、複数のビューを使用することで、見た目の違うプレゼンテーションにすることもできます。
XMLは、異なるシステムからのデータインポート、また異なるシステムへのデータエキスポートをするための標準方法です。したがって、データを簡単に共有するための方法を提供するものであると言えます。これにより、コンピュータ環境で、いろいろなテクノロジーを使用してデータを分析することが可能となります。
異なるコンピュータシステム間のXMLコミュニケーションチャネルは、データを含んだ文書を交換することで確立されます。
例えば、メインフレームベースの購買システムから、PCベースの会計システムへ、発注データをXML文書に変換して送信することで、会計システムは、将来の資金需要予測をするためのデータとして取り込むことができます。
これは、将来のウェブの姿そのものであり、将来、すべての電子情報のやり取りは、このような形になります。

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