活用しよう!ネットワーク図

さて、WBSを作成した所まで来ました。WBSのワークパッケージをさらに詳細化し必要なアクティビティを拾い出します。
これを並べてネットワーク図を作成し、アクティビティ間の依存関係や、クリティカルパスを分析する、というのがPMBOKの手順です。
が、
私自身、あまりと言うか、殆ど、ネットワーク図を活用したことはありません。
(汗)
私だけかもしれませんが….殆どのITプロジェクトで、ネットワーク図を描いていないんじゃないでしょうか。


なぜ、活用しないのでしょうか。
あまりにも多くのITプロジェクトが、マスタスケジュールレベルの粗さだけでプロジェクトを進めているからではないでしょうか。
例えば、業務要件定義と言うワークパッケージがあったとして、これを構成するアクティビティをあまり考えていない、或いは、メンバー任せにしていると感じています。私自身もそうでした。
しかし、業務要件定義をするには、
・組織構造決定
・業務プロセス数決定
・各業務の詳細化
等があると思います。
当然これらをアクティビティとして定義すれば、業務プロセス間に依存関係がありますから、アクティビティ間の依存関係も自ずと明確になると思います。
ネットワーク図を描くには、
1. WBSで作業を洗い出す
2. 作業の依存関係を決める
3. マイルストーンを特定する
4. 作業とマイルストーンをネットワーク図に表す
5. ネットワーク図を論理的に見直す
というステップを取ります。
唯一、私がネットワーク図を書いた記憶があるのが、R/3の官公庁向けテンプレート開発プロジェクトが大幅にスケジュール遅れを起こし、火を噴いていたのを消火作業に入った時でした。
入った時点で予定より3ヶ月遅れでした。ここまで放っておくなよな….と思いながら、WBSを見てアクティビティを洗い出しました。
すると、案の定、アクティビティの依存関係を無視したスケジュールで、しかも、同一メンバーが同一時期に複数の業務仕様を作るというような超人的なスケジュールになっていました。
これをネットワーク図を使用して修正し、マルチタスクにならないよにスケジュールを組みなおしたのは言うまでもありません。
結局このプロジェクトは、2ヶ月遅れでテンプレート作成を完了することができました。
このようなことが起こらないよう、これからネットワーク図を使用してスケジュールを立てるようにしましょう。MS Projectなどのソフトウェアを使用すると簡単にできますから、それから精査すればよいと思います。

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