PMBOK第4版 プロセスの変更点

今回の変更点は、第3版への変更のような大きな変更はありません。プロセスレベルの変更は、以下の通りです。プロセス内のインプット、ツールと技法、アウトプットに関しては、細かな変更がありますが、ここでは主要な変更だけをリストアップしておきます。ただし、それらの日本語はまだ公開されていないので、英語版を見て、勝手に翻訳しています。

統合マネジメント: プロセス数が7個から6個に削減されています。

  • プロジェクト憲章作成の中で、プロジェクト選定基準がツールと技法から削除されました。
  • プロジェクトスコープ記述書暫定版作成が削除されました。
  • プロジェクト終結が、プロジェクトやフェーズの終結に変更されました。

スコープマネジメント: プロセス数が1個削除され、1個追加されています。

  • スコープ計画が、要求事項定義に変更されました。アウトプットとして、要求事項文書(Requirements documentation)要求事項マネジメント計画書(Requirements management plan)です。

タイムマネジメント: 大きな変更点はありません。

  • アローダイアグラムはほとんど使用されていないため、記述が削除されています。

コストマネジメント: 大きな変更点はありません。

  • EVMの使用方法などの記述が洗練され、公式が追加されています。

品質マネジメント: 大きな変更点はありません。

人的資源マネジメント: プロセス群の移動があります。

  • プロジェクトチームのマネジメントが、監視コントロールプロセス群から実行プロセス群へと移動されています。

コミュニケーションマネジメント: プロセスが1個追加されています。

  • ステークホルダー特定(立ち上げプロセス群)が追加されました。、ステークホルダー登録簿(Stakeholder register)がアウトプットで、要求事項定義のインプットとなります。
  • ステークホルダーマネジメントが、ステークホルダーの期待のマネジメントに変更され、監視コントロールプロセス群から実行プロセス群へと移動されています。

リスクマネジメント: 大きな変更点はありません。

調達マネジメント: プロセスが集約されています。

  • 購入・調達計画契約計画が、調達計画(計画プロセス群)に集約されています。
  • 納入者回答依頼納入者選定が、調達実行(実行プロセス群)に集約されています。
  • 契約管理が、調達管理に変更されています。
  • 契約終結が、調達終結に変更されています。

このように、今回の変更は、マイナーチェンジ的なものばかりで、違和感はありません。第3版で、プロジェクトスコープ記述書暫定版作成は、中途半端なプロセスだと思っていました。また、ステークホルダー特定のプロセスが無いのがおかしいとも思っていました。さらに、調達マネジメントは、プロセスを細分化しすぎているとも感じていました。これらは、拙作共著<a href="”>Project+ COMPLETEテキストでは、すでに取り入れています。

第4版では、これらが、洗練されて、より現実のプロジェクトに近いものになったと、感じています。

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