実行可能な現実的なスケジュールを作ろう

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いよいよ、スケジュールを作成するステップに来ました。この辺になると皆さんも日ごろから行っているので、詳細に説明する必要はないと思います。

スケジュールを作成するには、まず、今から作成するスケジュールの前提条件を明確にします。

既に、何度も前提条件を明確にすることの重要性を書いてきました。

まず大まかなスケジュールを作成し、その後、資源見積、リスク分析などを行なった後で、それをスケジュール反映し、詳細化することになります。

計画作成中に、前提条件が変わることがありますので、初期段階の前提条件を明確にする必要があります。

ここで重要なことは、

実行可能な現実的なスケジュールを作成する

ということです。


そのためには、顧客と成果物について合意を得ていなければなりません。成果物の合意がなければ、スケジュールは、絵に描いた餅です。

あるSIベンダーは、成果物を明確にしないままに、要件定義後、設計フェーズに進みました。ベンダーから提示されたスケジュールは、2ヶ月で設計フェーズを終わらせると言う内容でした。

しかし、顧客から見れば、フェーズが進むに従い、進捗が計画通りなのか、遅れているのか判断が付きません。

顧客のフラストレーションが溜まるばかりで、プロジェクトが良い方向に進むわけがありません。

結局、このプロジェクトでは、成果物を明確に定義せずに進んでしまい、顧客満足とは、程遠い結果となってしまいました。


また、ステークホルダーから承認を得て、投入する資源の確約を貰っておく必要もあります。

よくある例が、予定していたSEを投入できなくなり、スキル不足のSEを投入せざるを得なくなったというようなことが起こります。

このような場合、投入するSEのスキルによっていろいろな方法を考えなければなりません。スケジュールを伸ばす、SEの人数を増やすなど取り得る方法を考慮してスケジュール変更をすることになります。

当然、コストにも跳ね返ります。

実行段階で変更せざるを得なくなるので、変更のために前提条件を明確にしておく必要があるのです。


私がユーザ企業に在職していた時、あるプロジェクトで、新人ばかりを集めた体制を組んだことがあります。SIベンダーのパートナーと合意をし、リーダーとしてシニアSE1名、ジュニアSE1名、新卒SE3名と言う体制です。

このプロジェクトは、そう難しい技術を使うわけでもなく、開発するものも、大半がUIで、力仕事でこなすというものでした。

従って、計画段階から、必要スキルをはかり、新人でできる内容の計画を最初から作成しました。

また、意思決定を伴う事項については、リーダーと私とで即決していく役割分担も明確にしました。

ピーク時には、多少の残業をしましたが、殆どの期間残業もなく、スケジュールどおりにカットオーバーを迎えることができました。


スケジュールを作成する前提となるのは、
・成果物の合意
・投入人的資源
・必要スキル
・リスク分析
・コスト
等ですから、これらがバランスしたものを作成します。そうしないと、プロジェクトが死の行進になってしまいます。

 

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このページは、yosakoが2005年10月29日 06:00に書いたブログ記事です。

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