WBSはプロジェクトの要

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スコープを定義したら、いよいよWBS作成です。

PMBOKで言うスコープ計画とは、作業を開始する前に、「どの様にやるか」ということに重点を置いて考えることです。従って、アウトプットは、プロジェクトスコープマネジメント計画書となります。

また、スコープ定義は、何がプロジェクトに「含まれてい」て、何が「含まれていない」かに重点を置いて考えることです。アウトプットは、プロジェクトスコープ記述書です。

この2つの文書と、要求事項などを元にWBSを作成します。

でも、本当に、WBSって必要?

大工の棟梁は、家を建てるときに、いちいちWBSを作成している?してないよねぇ。というような意見が聞こえてきます。


WBSとは、プロジェクト作業を関連分野ごとの階層構造で示すものです。ということは、プロジェクトを管理しやすい単位に分解することとなります。

プロジェクト全体から、
サブプロジェクト(複雑なプロジェクトの場合)へ、
マイルストンへ、
主要な活動(サマリタスク)へ、
ワークパッケージへ
と分解していきます。

具体的な階層構造の作り方などは、以前に紹介した

実務で役立つWBS入門

という書籍で詳細に解説されています。また、WBSの例も豊富に載っていますので、読まれていない方は、ゲットしてください。

ワークパッケージまで分解できたら、そこから、今後の計画作成に波及していきます。

いわば、WBSはプロジェクト成功への土台である

ということができます。

ワークパッケージをさらに分解して、アクティビティ定義へ、
そこから、ネットワークやスケジュール作成へ、
要員配置も、
さらに、予算の作成へも

と繋がっていきます。

すなわち、WBSを作成するとは、

・プロジェクトの主要部分を明確にし、プロジェクトで何をするべきかを明らかにする
・プロジェクト作業の実施順序を論理的に決定する
・チームメンバーが担当すべきワークパッケージを明らかにする
・各ワークパッケージに必要な資源を明らかにし、予算作成の基礎とする
・各人が行なうべき作業とプロジェクト全体での位置づけについてチームメンバーに周知する
・関連するワークパッケージを、マイルストンを活用して結びつける

ということになります。


第30号メルマガで書いた「RFPでは成果物WBSを要求しよう」を、実際に行なった時の話です。

ベンダーからの提案書に、詳細なWBSの記述がありました。

でも、分析すると、スケジュールと連動していないもの、必要要員数と連動していないものなどが見られました。

極めつけは、費用と全く連動していないものまでありました。費用見積は、開発一式xxxx万円としか、かかれてありません。(汗)

おいおい、成果物WBSを要求した狙いを考えて提案してくれよな!

こう叫びたくなりました。

ベンダーの策略かもしれませんが、それにしても...情けない。どのように見積を行なっているのか疑問です。

この業界、人月単価しか持っていないのでこうなるのかなと考え込んでしまいました。シビアに考えるなら、人月単価ではなく、人日単価を使うべきなのですが。

ちなみに、海外から、プロジェクトに参加の打診があったときは、必ず、man day rateはいくらかとたずねられます。この問題は、後日、取り上げたいと思っています。

 

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このページは、yosakoが2005年10月13日 15:54に書いたブログ記事です。

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