プロジェクトマネジメントの可視化

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先日、SAP在職中に懇意にしていたパートナーさんから、「要員を派遣しているプロジェクトで火が噴いている。レビューをしてくれないか」という依頼があり、ヒアリングを行った。

現在は、開発フェーズの後半といったところまで進んでいる。

まず、体制図を見せてもらって、唖然とした。顧客側のメンバーが皆無なのだ。完全に、請負型でプロジェクトを進めている。私の経験からしても、このような体制でプロジェクトを行うことは、考えられない。

顧客の方も、プロジェクトが本当に順調に推移しているのか、半信半疑といった感触を持っている。コミュニケーションもどうやら、うまく行っていないらしい。

次に、SAP R/3を理解しているメンバーが少ないことに驚いた。理解しているメンバーは、各モジュールに1人のみ。あとは、開発、インタフェース要員だけだ。

これでは、火が噴くのは当然のことである。

このような場合は、モジュールコンサルがクリティカルリソースとなる。プロジェクトは、マルチタスクで動くものであるから、クリティカルリソースがマルチタスクを行わないように、プロマネ、リーダーがコントロールしなければならない。

要件定義、パラメータ設定、マスタ整備、インタフェース設計、検証...すべてが、モジュールコンサルを中心にして動くからである。

このプロジェクトに関して言うと、モジュールコンサル要員を増加する方法が考えられるが、新たに加えた要員がキャッチアップするまでの期間を考慮したスケジュールの修正が同時に必要になる。

費用の制約から、それができないなら、マルチタスクを行わないようにコントロールする方法が必要となる。これも、スケジュールに対するインパクトは、大きいものがある。

どうやら、このプロジェクトは、最初からボタンを掛け違っていると感じた。


実は、このようなプロジェクトが起こらないように、プロジェクトマネジメントを可視化するプロジェクトを深く、静かに進行させてきた。

プロジェクトマネジメントに関する書籍を読んでも、計画を立てなさい、コントロールしなさい、ということは書いてあっても、何を、誰が、どの文書を使って、どのようなワークフローでコントロールするかを書いているものを見かけたことがない。

PMBOKに準拠して、着々とその作業を進めているところだ。ただし、PMBOK2000をベースとしている。第3版に対応するのは、次のフェーズで行いたいと思っている。

完成したら、公開する予定であるが、有料にすると思う。

 

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このページは、yosakoが2005年5月12日 17:30に書いたブログ記事です。

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