2007年1月アーカイブ

公認会計士協会からの実施基準案に対する意見書も公開されました。

やはり、重要拠点選出の重要科目として売上高以外の指標、持分法適用会社の扱い方、評価方法の「特に有効」の定義など多数の意見を公開しています。

売上高、売掛金、棚卸資産に係る業務プロセスの定義を明確にしろとは書いていません。企業としては、ここが作業負荷の大きなところなのですが。どこまでのプロセスを含めるか、カバー率をどの程度までに高めるかなどは、企業と監査人の攻防に委ねることに同意していると言うことでしょうか。

経済産業省から、システム管理基準追補版(財務報告に係るIT統制ガイダンス)案が出ました。これに対する意見書を2月19日まで求めています。

すべてはまだ読みきれていませんが、かなり詳細に、IT全般統制、IT業務処理統制に関して記載されています。容量は、150ページにもなります。実施基準案を補足するものです。

これによって、IT全般統制の評価方法を変更しなければならない可能性もあります。

日経BP社に取材されました。
取材目的は、日経SystemというIT関係者のための雑誌で、「システム開発プロジェクトの教訓」という特集記事を書くとのこと。

弊社で販売しているプロジェクトマネジメントテンプレートのプロジェクト完了報告書プロジェクト評価報告書の内容を中心に、私が実際にプロジェクト終了時点で行っていたことなど、約1時間半程度のインタビューでした。

記事内容がどのようになるかはわかりませんが、3月号に掲載される予定です。

機会があれば、ご覧ください。

内部統制に関する書籍は非常にたくさんありますが、全社的な内部統制の評価に関して書かれてある書籍は、ほとんどありません。

聞くところによると、どの企業も、全社的な内部統制をどのように調査し、評価するかに頭を悩ましている状況のようです。公開草案にもこの辺のところが、詳細には記述されていません。実際、私のところにも、ある1部上場製造業から問合せが来ています。

予断ですが、文書化テンプレート、ツールは、いろいろなベンダーから提供されています。しかし、全社的な内部統制の質問テンプレートを提供しているところは、今のところありません。ベースとなる質問をテンプレート化し、その中から実際に使用する質問を選択できるようなツールがあれば、売れるのではないでしょうか。

そのようなツールを開発しようかとも思っています。構想倒れになるかもしれませんが。

ある企業の方と、内部統制プロジェクトの立ち上げについて話しました。しかし、話がかみ合わない。

アサーションとは何ですか?
キーコントロールはどのように選ぶのですか?

と言った立ち上げとは関係ないような質問から

実行計画書テンプレートはありませんか?
文書化のテンプレートはありませんか?
各種ハンドブックはありませんか?

究極の質問は、「お願いすれば、すべてやっていただけますか?」

内部統制は、外部コンサルタントに丸投げして構築できるものではありません。自分自身が構築しなければ何もなりません。
テンプレートのようなツールを使用するだけで、構築できるものでもありません。

いくら、法対応で行わなければならないとしても、他人任せでは...

今からプロジェクトを立ち上げる企業がすべてこんな考え方を持っているとすると...肌寒くなってきてしまいます。

実施基準の公開草案に対する意見書がインターネットで公開されています。公開草案に対する意見書が数多く提出され、実施基準として固まるのが、早ければ1月下旬、遅ければ3月ごろになってしまうという見通しだということも聞いたことがあります。

まだほとんどの企業が着手し始めたか、手を付けていないかのようです。3月までずれ込んで、2008年4月からの初年度適用はできるのでしょうか?

日本内部監査協会「ガバナンス研究会」の意見書

経営法友会の意見書

全国銀行協会の意見書

既に読まれた方もいらっしゃると思います。この中で、日本内部監査協会ガバナンス研究会の意見書は、必見に値します。さすが、ミスター内部統制と呼ばれる眞田先生が座長を務められている研究会の意見書です。

私自身も内部統制構築の支援をしながら、普段から感じていた疑問点を明快に論じています。

ダブルミッション

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正月に小説を読んだと先週書きましたが、読んだ小説は、門田泰明の「ダブルミッション」。

これは、東京国税局査察部のナンバー1査察官が企業不正を暴いていくストーリーです。轢き逃げ事件を目撃し、そこから企業の不正を嗅ぎ取り、調査を開始。数々の難局に対処しながら、粉飾決算、不可解な資金移動を暴き、政治家を巻き込んだ巨大な陰謀に挑んで行きます。小説の随所に法律の説明なども入っており、単なる企業小説にとどまっていません。

内部統制構築の支援を行っているので、このような小説を選んでしまったのか、と思うこともしばしば。

門田泰明ファンにとっては、うれしい場面も。査察官の危機に、他シリーズの超法規の女性が助ける...名前は書いていませんが、それとなく、黒豹シリーズの高浜狭霧とわかる。豪快な山嵐で、悪漢を悶絶させる。どうせなら、黒豹も登場させて欲しかった。

新たな年を迎え、今年も、内部統制構築を中心に活動していきたいと考えています。

新年1回目のメルマガは、全社的な内部統制の続きです。これまで、会社レベル統制と呼んでいましたが、公開草案に合わせて、全社的な内部統制と改めます。

公開草案では、この全社的な内部統制の評価をどのようにするか、その基準が明確ではありません。このまま公開草案の内容が変更されないとすると、企業ごとにどのように評価するか考えなければなりません。

担当者としては、頭を悩ますばかりです。ここは、発想を変えましょう。

現在行われている内部統制が有効に機能していることを企業として主張するためには、どのようなことをすれば良いか!

を考えましょう。

皆さん、明けましておめでとうございます。
お正月は、どのように過ごされましたでしょうか。

私は、寝正月。初詣に行った後は、小説を読む毎日です。

今年も、当面の間(いつまで続くかわかりませんが)、内部統制構築に関する情
報を発信していきたいと考えています。
ビジネス的にも、内部統制構築をコンサルティングの中心に据えて、活動してい
くつもりです。

現在内部統制構築を支援している企業の本体部分の事前準備が完了する1月末で、
一応、契約が終了します。
2月以降は、まだ決めていませんが、支援が必要な企業があれば、声をかけてく
ださい。

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